めまいの治療や薬について

このページは2018年7月に再編集させていただきました

 

めまいと言っても様々な原因があることはこちらのページでもお話いたしました。
検査によって原因を確かめたあとの、治療法とは一体どういうものになるのでしょうか?

 

疾患に対する一般的な治療法を上げていきたいと思います。

 

 

 

メニエール病


主な原因が「内リンパ液の増加」と言われています。
投薬治療が重になり、めまいが起こっている状態では点滴や吐き気止めなど。
リンパ液を排出するための薬の投与がなされたりします。

 

またストレスから来ている場合には、精神安定剤なども処方されることがあるでしょう。

 

代表的な名前:イソソルビド製剤、抗不安薬、漢方薬、ビタミン剤など

 

前庭神経炎


この疾患の原因は明らかになっていませんが、ウイルスなどで前庭神経が炎症することが原因と言われています。

 

とりあえず強いめまいを軽減するために、軽い入院が必要になることがあります。
乗り物酔いなどに使用する抗ヒスタミン薬や吐き気止めが投与などされ、治療に関して炎症を抑えるステロイドの投与などが行われます。

 

また、慢性的に起こっている場合には、理学療法で基本的動作能力の回復を促されます。

 

代表的な薬の名前:抗めまい薬、鎮吐薬、抗不安薬など

 

良性発作性頭位めまい症(BPPV)


耳石が間違った場所に侵入することが主な原因であるこの疾患は、頭を動かして正しい位置に耳石を戻す「Epley法」という理学療法が主に行われます。
また自然に治るのを待つ間に抗めまい薬を処方されることがあります。

 

代表的な薬の名前:抗めまい薬(メリスロン等)、ATP製剤(アデホス等)、吐き気止め

 

 

突発性難聴


早期発見と早期治療が必要になるのがこの疾患です。安静にして、ステロイド投与が一般的な治療方法になります。
または内耳の血管を拡張して流れを良くする「血管拡張薬」「ビタミン薬」などを処方してくれることがあります。

 

代表的な薬の名前:ステロイド薬、ベタヒスチンメシル酸塩など

 

 

外リンパろう


内耳を満たしているリンパ液が違う場所に漏れることで、めまいや難聴を引き起こす疾患です。
自然に漏れている箇所が閉鎖する可能性もあるために頭を30度挙上した状態で安静を保ち、ステロイド投与で治療することが主になります。

 

また手術による治療法「瘻孔閉鎖術」や「内耳窓閉鎖術」などが行われる場合があります。

 

 

自律神経


自律神経の専門は心療内科になります。
問診により生活習慣の改善や運動、ストレッチなどを進められることもあるようです。

 

症状を緩和するためにビタミン剤や、抗不安薬、抗うつ薬、漢方薬など薬を処方されることもあります。

 

 

貧血


鉄分の不足による鉄欠乏性貧血の場合は、主に鉄剤を処方して鉄分を補う方法が主になります。
他にもビタミン不足の場合は葉酸やビタミン12を処方することも。

 

 

この他にも脳腫瘍など重大なものもありますので、自己判断せずに、きちんと検査して原因を判明させ主治医の方の指示にしたがいましょう。

 

 

めまいに処方される薬ってどんなものなのか?

 

めまいを引き起こす病気にはいろいろなものがありますので、それに応じたお薬が処方されます。

 

上記に記した薬でも「なんだろうこれ?」と思ったものもあるかと思います。

 

大まかににですが、基本的な薬の説明をしていきます。

 

 

抗めまい剤 神経に働きかけ、脳や内耳の血のめぐりを改善させることによってめまいの症状を抑えます。同時に消化器機能を抑えることで吐き気を止める作用があるものもあります。
抗不安薬 不安が強い時や、うつ状態が原因でおこるめまいに使用されます。精神を安定させる事で改善を図ります。抗不安剤は即効性があるので、精神的な効果や筋肉や神経に働きかけるのでめまいの症状に有効です。
抗ヒスタミン剤 うつ状態が原因でめまいを引き起こしているときに、うつ状態を改善するために使用したり、めまいを繰り返すことによるうつ状態を改善するためにも使用します。
自律神経調整剤 市販されている乗り物酔い止めなどにも含まれている成分で、精神を安定させ吐気を抑えるために使用されるお薬です。めまいの症状にも使用されます。
ビタミン剤 自律神経のバランスを整える作用があるお薬です。更年期障害や自律神経失調症などによってめまいが引き起こされている場合などに使用されます。
副腎皮質ホルモン剤 内耳代謝が原因でめまいをおこすことが疑われるときに使用されます。代謝を改善させたり、抗炎症作用があります。
神経代謝賦活剤 ビタミン剤と同じく、神経細胞の代謝を促しめまいの症状を抑えます。
末梢神経拡張剤 末梢の血流を良くする事により、神経障害を修復する働きがあります。
睡眠薬 心身の緊張をほぐし、質の良い睡眠をとるために処方されます。

 

症状を抑えたり、改善するものなど使われるお薬は様々にありますので、覚えておくと良いですね。

 

めまいの薬による治療はめまいの発作が起きた時の激しい症状を抑える時や慢性的なめまいの症状を抑えるに使用されます。

 

お薬を服用することによって、一時的に症状が治まったからといって自己判断で薬をやめてしまうと再発する事もありますので、注意が必要です。

 

お薬は医師の指導に従って、服用してくださいね。

 

また、薬は種類が多くなればなるほど、副作用が発生したりするリスクが多くなりますので、他の病気で使用している薬があった場合は医師に報告するようにしてくださいね。

 

Uさんの処方された薬(メルカゾール)が体に合わなかったときの体験談

 

めまいも初期症状に入る病気の中に、バセドウ病という甲状腺の病気があります。
もちろんお医者様の判断で、薬を処方されなければならないのですが、その薬が体質的に合わないという方もいらっしゃいます。

 

本日は、クライアントさんの中で、お医者様に処方されたメルカゾールが体に合わなかったUさんの体験談を記載いたします。

 

 

昨年の8月、バセドウ病と診断されました。

 

6月の中旬頃から、以前よりもとても疲れやすくなってふらつくことも多くなり、朝起きて動き出すと時折心臓がバクバクする事が増えてきていました。

 

もともと汗かきなのですが、ちょっと動くと全身から大粒の汗が流れ出し、気が付くと1ヶ月で5キロ体重が落ちていました。ちょうど夏だったので、夏バテでつかれているのだろう、痩せたしラッキーだと、そのままにして過ごしていました。

 

8月の初旬頃、風邪でもないのに枯れたような声しか出せなくなり、さらに手足が何もしていなくても小刻みに震えるようになりました。

 

そこで初めて、おかしいなと病院を受診。検査の結果、バセドウ病であることがわかりました。

 

すぐに治療を始め、朝昼晩の3回毎にメルカゾール2錠、プロプラノロール1錠の服用を開始しました。飲み始めて3日経った頃、体が今迄経験したことが無いくらい怠くなりました。

 

頭では動きたいと思うのですが、体が言うことをきけないのです。

 

それは例えれば、体全体がまるで鉛になってしまったような感覚です。

 

起き上がるときはベッドに座って一息してから、かなり気合を入れないと立つのもきつかったです。

 

怠さに加えて体が熱っぽく感じて、余計に動くことがしんどくなって、ほとんど寝込んだ状態になってまいました。

 

どうして急にこんな風になっちゃったんだろう…薬をのんでいるのに何故…と悲しくなりました。

 

その時事前に医師から、薬が合わない場合があるので、もし体調が悪くなったら連絡してくださいと言われたことを思い出し、すぐ病院に電話をかけました。

 

担当医師に自分の状態を話したところ、すぐ病院へ来るようにとのこと。

 

タクシーですぐに病院へ行き、医師に状態を具体的に説明したところ、メルカゾールが合わないのではないかということになりました。

 

そこで薬をプロパジールに変更することになりました。プロパジールに変わってから今日まで、あのひどい怠さと重さを感じることはありません。

 

今迄処方薬を飲んで体調が悪くなったことがなかったので、この体験で自分の体に合わない薬もあるのだなぁ、と実感しました。

 

気をつけるのは自分の体調の変化に気づき、伝えること

 

普通に医療の知識が無かったりする方は、先生から頂いた薬だからという絶対感をもつ人もいらっしゃいます。

 

ですが、体が辛いと感じるのを蔑ろにしていいわけではありません。

 

相性というのは薬だけに限らず、食べ物などにも存在するものです。薬などを飲んでほんのすこしでも、辛いと感じることがあれば、それはもう一度相談しなおしたほうがよいのです。